アンビリバボーで2014年に娘が密室で突然死し、母親が発見するという事件についてとりあげられます。
母がいうには朝、出掛ける時には娘は元気だったのだが、帰宅した時にはすでに息を引き取っていたというのです。
これは同居人でもある第一発見者である母親の証言なので間違いないでしょう。
部屋には争った形跡や乱れといったものは皆無だったといいます。
ただ、法医解剖医の元に死因不明の娘さんの遺体が運ばれてきた時点では遺体には打撲痕はあったのだとか。
遺体が発見されたときには密室状態だった部屋。
部屋には鍵がかかっていたということから誰かが侵入したということは考えづらい状況とも言えます。
あまりに不自然な娘の突然死だったために母親は真実をしりたがっていたといいます。
このために検視を行うこととなったということですが、パット見には打撲痕しか外傷はないので一般的に見ても何もわからない状況。
調べると打撲痕は車との接触。
さらに内臓にも大きな損傷があったということでそこには法医解剖医だけが知りうる真実があったのです!!
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法医解剖医が観察を行うことに!!
この事件においてもちろん観察がおこなわれました。
人体解剖の種類はご存知の方が多いと思われますが司法解剖と行政解剖そして病理解剖です。
犯罪性があれば司法解剖が行われ、犯罪性が無い場合には行政解剖がおこなわれます。
病気で死亡した人は治療の妥当性の判断が必要となった場合に病理解剖が行われます。
今回の事件で行われたのは行政解剖ということになります。
40代の運ばれてきた死因不明の女性の遺体(娘)
見た目には実年齢より上にみえたということです。
やはり髪の毛が伸ばしっぱなしであったことや髪の毛に白髪が混ざっていたということでより老けて見られたのではないかと考えられます。
法医解剖医が確認したところその体形は痩せている体形だった。
やつれている状態という表現もあったことから食は細いほうだったのかもしれません。
検視を行うときに最初に行われるのが外表の確認となります。
これは遺体の表面全てをくまなく確認していく作業です。
今回の事件で運ばれてきた40代女性(娘)の頭部の左側、そして左肩の外側、そのほかにも左腰のあたりに赤黒い打撲痕が確認されました。
一番目立って損傷していたといわれているのが左腰の打撲痕。
通常私生活においてできるような打撲痕ではなかったということがあきらかになっています。
このことからわかるのがとにかく遺体の左半身に特に大きな衝撃が加わっているということ。
遺体の左半身に多くの損傷がみられることです。
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法医解剖医が知りうる真実とは!?
外表の確認で遺体の表面全てをくまなく確認し人体解剖が行われたといいます。
解剖ではまず腹部を切開。
このとき女性の腹腔の下あたりの骨盤腔に、大量の出血あったことが確認できたのだとか!
次に行われたのが胸部切開。
このとき肺を確認したのだということですが、肺の色は左右とも真っ白であるということが確認できたのだとか。
肺の色が白いということが意味するのは、すなわち血液が流れていなかったということに繋がるそうです。
外傷がない女性の肺からどうやって血液が失われたというのでしょうか。
警察の現場検証で女性の自宅で出血の跡は無しとなっています・・・。
このことから法医解剖医が明らかにした真実というのは失血死という結論に至ったといいます。
どういうことかというと、外傷により出血したわけではなく、体内で大量に出血し腹部に血液が溜まった失血死だったということになります。
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女性は骨盤を骨折していた!?
さらに調査していくことで明らかになったのが骨盤を構成する骨に折れた痕があること。
これは骨盤腔を詳しく調べて見つかったのだといいます。
骨盤を構成する骨が折れたことで出血を起こして、周りの組織や筋肉に拡張する結果となったという。
解剖医がだした結論は。
女性が交通事故に遭ったという真実
どのような事故だったかというと、歩行中に自分の右側から走ってきた車に衝突されたというもの。
女性はずっと家にいたのではなく、外出していた。
その際道を横断しようとした時に事故にあったというわけです!
事故の概要としては
右膝は車のバンパーが当たったことで打撲痕ができた。
このときぶつかった衝撃で左方向に飛ばされた女性は転倒した。
頭部の左側、そして左肩の外側、そのほかにも左腰のあたりに赤黒い打撲痕が確認されたのはこのときの衝撃によるものだったわけです!!
そして骨盤を骨折。
「左腰打撲による骨盤骨折に基づく出血性ショック」
死因は思いもよらない診断となったわけです。
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自宅にいた女性事件性はなかったのか!?
自宅にいたという女性ですが、ひき逃げにあったのではないかということが気になりましたがこれはひき逃げではなかったそうです。
警察がしたところ交通事故は起きてたことが判明しています。
運転者は警察に届出をしていたのでひき逃げではなかったのだとか!
女性は交通事故にあったのに自宅にいたのはなぜなのか気になりましたが、事故の時点で運転者は女性を病院に連れていこうとしたといいます。
ですが女性はこれを断ったといいます。
断り、自宅に送り届けてほしいと依頼されたので自宅まで送迎したという経緯があったようなのです。
女性は骨盤を骨折していたため階段を上ることができなかったことから運転者の男性が2階の女性宅まで背負って送り届けたのだとか。
かたくなに病院に行きたがらなかったのはスーパーに酒を買いに出かけたのが母親にばれることが嫌だったからのようです。
酒好きだった女性は母からひとり酒を禁止されていた。
だから、母がいないうちにどうしても飲酒したかったということと病院にいく事になれば酒を買いに行ったことが明らかになるという恐怖心もあったのではないかと憶測されています。
女性はアルコール依存症であり、このことが原因で離婚した過去をお持ちでした。
外見が実年齢より上回っていることや、体が痩せてやつれているように見えたのもアルコールが関係しているのだろうと思われます。
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最後に
アンビリバボーで2014年に娘が密室で突然死し、母親が発見するという事件についてとりあげられますがその原因となったのがアルコールともいえます。
母がいうには朝、出掛ける時には娘は元気だったのだが、帰宅した時にはすでに息を引き取っていたということですが、こっそり外出していたということだったのですね。
部屋には争った形跡や乱れといったものは皆無だったというのも解剖の内容を知ればうなずけますね。
死因不明の娘さんの遺体が運ばれてきた時点では遺体には打撲痕はあったということで、交通事故により打撲痕なので法医解剖医はかなり違和感を感じていたのではないでしょうか。
遺体が発見されたときには密室状態だった部屋。
部屋には鍵がかかっていたということから誰かが侵入したということは考えづらい状況。
あまりに不自然な娘の突然死だったために母親は真実をしりたがっていたとうのもよくわかりますし、司法解剖して結果がわかって納得できたでしょうね。
この記事を最後まで読んでいただいてありがとうございました(*^^*)
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